早春に咲く花を調べていたら
雪割一華という花を見つけて
なんだかとても惹かれて描いた
雪どけとともに姿を現して
花を咲かせるからその名がついたとか
枝から離れずに最後まで生き抜いく葉に
声かけるようにこの花を描きながら
高校生のころ同じような絵を描いたことを思い出す
朽ち果てそうな樹木から
光がさすように咲く白い花の絵で
その頃は花の名など考えずただイメージで描いたのだけれど
今思うとこの雪割一華にとてもよく似ていて不思議
そのころ身近な人との別れがあって
一心不乱にその絵を描いて
お別れの時に詰め込んで
当時湧き出ていたいろんな気持ちが
絵を通して蘇るのは
音楽や香りではっと記憶が起こされるのと同じ効果のような
雪割一華の花言葉は『幸せになる』
一生懸命よく生きた葉に
この先もこの次も
きっと幸せになるよと声かけるように描きました
展示まであと半月
数がまだ全然足りてない…
ワサワサアセアセ
ドキドキする気持ちも含め
今だからこそ起こる感情を
覚えておきたいなと思います
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